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広告の知を未来へつなぐ
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50年の歩み50年の歩み
SPECIAL
エッセイ「広告の花」エッセイ「広告の花」
発見!ADMTのお宝発見!ADMTのお宝
いま、吉田秀雄の言葉いま、吉田秀雄の言葉
吉田秀雄記念事業財団へ吉田秀雄記念事業財団へ
 
吉田秀雄の意志と
情熱を、今に、未来に。

創立50周年を迎えて

吉田秀雄記念事業財団理事長  森 隆一

人の営みとともに広告はあります。人間のコミュニケーションのあるところ広告はあります。
識者の語るように、人は広告する生き物です。
広告研究はとりもなおさず人間研究であり、広告の本質はコミュニケーションに他なりません。
吉田秀雄記念事業財団は、広告コミュニケーションを振興するため、研究助成の実施とアド・ミュージアム東京の運営を中心に事業を展開してまいりました。今年、50周年を迎えるにあたり、吉田秀雄の精神をあらためて財団に注入し、再出発の気持ちで記念事業はじめ、新たな活動を行う覚悟です。
私どもが最も慎まねばならぬのは、マンネリズムに陥ることです。これまでの事業にたゆまぬ創意工夫をほどこし、意味を深めてゆかねばなりません。そして広告の面白さ、楽しさ、大事さを伝えてゆかねばなりません。
私は、京都という街に触れるたび、1200年を超える歳月の中、受け継がれている価値があることを強く感じます。街全体が破壊された歴史があるにも関わらず、人々の強い意志で文化の継承がなされてきました。多くの観光客がその文化に触れるために京都を訪れています。
広告もまた受け継ぐべき文化です。私たちもこの文化を先人から継承していく必要があります。文化遺産としての広告を正しく次代に継承してゆくために必要なものは「蓄積」です。日日の積み重ねを大切に、研究と創造のための貢献を行います。そして社会への拡がりを追求します。
50年の伝統をさらに未来に向け、広告の動脈をVIVIDに鼓動させてゆくために、職員一同全力で行動いたします。
設立50周年記念キャッチフレーズとして、「広告の知を未来へつなぐ」を掲げ、財団の意志と決意を新たにいたします。
財団活動に御理解を賜りますとともに、皆様の一層のご支援とご助言をお願いいたします。
ご挨拶全文表示
その研究は、先端的か?独創的か?
発展性があるか?
そして、世の中を幸せにするか?

研究助成

日本の広告界の発展に、終生、情熱を傾けた吉田秀雄の志を継ぐ、研究助成事業。広告およびマーケティング理論の発展を願って、優れた研究プロジェクトへの助成を行っています。現在までの助成件数は、約800件、1500名にのぼり、助成金の総額は、平成26年に10億円を超えています。

研究助成について研究助成について
日本で唯一。
ミュージアムXライブラリーXアーカイブ。
広告に触れ、広告の魅力に出会う場所。

アド・ミュージアム東京

日常生活にあふれ、いつも何気なく接している広告。広告はいつの時代にも、私たちの生活にその時々の新しい風を送り、心を動かせてきました。一貫してそこにあるのは、人々の思いであり、人間の営み。広告の過去と今――。アド・ミュージアム東京は、一人ひとりが自分にとっての「広告」に出会う場所。

アド・ミュージアム東京についてアド・ミュージアム東京について
50年の歩み
1965(昭和40)   9月 財団法人吉田秀雄記念事業財団 発足。初代理事長に日比野恒次 就任
66(昭和41)   旧吉田邸を改修し、「吉田秀雄記念館」「吉田秀雄記念図書館」を開設
東京大学経済学部に広告研究の振興助成のため、研究費100万円を寄贈(1972年まで継続)
67(昭和42)   大学の常勤研究者に 研究助成 開始。
73(昭和48)   理事長 中畑義愛 就任
77(昭和52)   理事長 田丸秀治 就任
研究助成 大学院生にも拡充
78(昭和53)   吉田秀雄記念館を品川区に譲渡。事務局と吉田秀雄記念図書館をギンザエイトビルに移転
79(昭和54)   『助成研究要旨集』発刊
82(昭和57)   吉田秀雄記念図書館の利用者が4,000名を超える
85(昭和60)   理事長 木暮剛平 就任
創立20周年、井上靖氏を迎え記念講演会開催
86(昭和61)   産学協同研究として広告関係団体への助成開始
広報誌「ざいだんレポート」発刊
87(昭和62)   事務局と吉田秀雄記念図書館を電通銀座ビルに移転
94(平成06)   研究助成金の累計が4億円を超える
95(平成07)   創立30周年、「記念パンフレット」と「研究助成総覧」発行
97(平成09)   理事長 成田豊 就任
創立30周年事業として『日本の広告研究の歴史』発刊
98(平成10)   図書館を全面改修し、名称を「吉田秀雄記念広告図書館」と改める
99(平成11)   財団のホームページ開設
2000(平成12)   『昭和・平成期の広告研究論文』発刊
吉田秀雄生誕100年記念事業の準備に着手
01(平成13)   同事業として「アジア・プログラム」を開始
「消費者オムニバス調査 」開始
02(平成14)   理事長 木村庸利 就任
吉田秀雄 生誕100年記念事業として広告図書館を併設する「アド・ミュージアム東京」(ADMT)を東京・汐留に開設
広告図書、広告作品を収蔵する資料室「大門分室」開設
研究広報誌『AD STUDIES』発刊
「助成研究 吉田秀雄賞」創設
03(平成15)   アド・ミュージアム東京の映像展示「時代の合わせ鏡」が日本産業映画・ビデオコンクールにおいて「奨励賞」受賞
アド・ミュージアム東京「吉田秀雄生誕100年記念展」開催
05(平成17)   創立40周年、記念式典を挙行
『電通を育てた“広告の鬼”吉田秀雄』(加来耕三氏)発行
アド・ミュージアム東京 収蔵作品図録『広告は語る』発行
06(平成18)   台北市立美術館において「メディアとしての博覧会展」(2005年ADMT特別企画展)開催
07(平成19)   吉田秀雄記念事業財団、アド・ミュージアム東京のHPリニューアル
(研究者データベースの開始。ADMTの主な収蔵品の閲覧が可能に)
理事長 松本宏 就任
08(平成20)   「東アジア広告研究交流シンポジウム」開催
アド・ミュージアム東京の入館者100万人達成
11(平成23)   アド・ミュージアム東京 常設展示に「21世紀ウォール」開設
公益財団法人として再発足
「2020年の広告コミュニケーション」をテーマにした委託研究の着手
12(平成24)   アド・ミュージアム東京 特別展示「災害とコミュニケーション-2011.3.11からの広告展」開催
資料室を大門から築地に移転
アド・ミュージアム東京 常設展示に「TVCM60」「JAC500選」開設。ナイトミュージアム(開館時間延長)開始。
13(平成25)   広告図書館 新図書システム完成。オンライン蔵書検索が拡充
理事長 森隆一 就任
新アーカイブ構築事業の着手
14(平成26)   アド・ミュージアム東京 企画展デザインがD&AD賞を受賞
2011年に開始した委託研究の成果をAD STUDIES特別号として『未来がつくる広告 2020』を刊行
研究助成金の累計が10億円を超える
15(平成27)   創立50周年
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SPECIAL ESSAY
広告の花
江戸から現代を貫く広告の本質

広告評論家
岡田芳郎
おかだ・よしろう

販売の道具という効用をぬぎすてたとき、広告が見せる多彩な表情は、「人間のいとおしさ」をあらわしている。
広告の本質は文化であり、さらに言うならば花だ、といっていいだろう。そして広告の花は面白さ、珍しさ、若さが生む「時分の花」だけではない。能楽の世阿弥が求めた「真の花」を、私たちは江戸時代から今日に至る広告の中にいくつも見出すことができる。

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『アドバタイジング』9号(電通刊)より転載 ©2003:DENTSU INC.

SPECIAL PROJECT
発見!「ADMTのお宝」
各界の第一線で活躍されている方々に、アド・ミュージアム東京の所蔵する広告の中から「自分のとっておきの広告」を紹介していただきます。歴史や文化を変えた広告、心に深くに刻み込まれた想い出の広告など。あの人の選ぶスペシャルな一品。どうぞご覧ください。
発見!「ADMTのお宝」へ発見!「ADMTのお宝」へ
SPECIAL CONTENTS
いま、吉田秀雄の言葉
吉田秀雄の肉声をきこう吉田秀雄の肉声をきこう
吉田秀雄の言葉がいつも熱いのは 今のままではいけない
広告の青春特有の気魄が 一歩前に踏み出さねば
ほとばしっているからだ 生きて行けぬという
やむにやまれぬ 変革と前進の意志が
怒りにも似た こみ上げているからだ
現状打破と成長への意欲が  
渦巻いているからだ 吉田秀雄の言葉が時として優しいのは
  自らの若き日の苦難の体験があるからだ
吉田秀雄の言葉が厳しいのは 人間への慈愛と思いやり
せっぱつまった危機感に ヒューマンリレーションの大切さ
つねにさいなまれているからだ これらがビジネスのなににも代えがたい
  成功の秘訣であることを
  知っていたからだ
   
  岡田芳郎
スマホで持ち歩こう「いま、吉田秀雄の言葉」
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