Vol.57 AUTUMN 2016

広告は社会を動かす

「企業の社会的責任」がますます問われている。CSRやCSVは、企業活動の一部としてその重要度が増している。
一方、消費者の側にも、エコを意識するなどのソーシャルコンシャスな購買が日常生活の中に広がっている。
このような中、広告もまた、これまでの経験をもとに、社会に貢献するための役割を模索し、世界中のクリエーター達がより良い社会に向けた広告の可能性を示している。
本特集号では、アド・ミュージアム東京の企画展「世界を幸せにする広告―GOOD Ideas for GOOD」の紹介とあわせて、ソーシャルグッドを目指す広告コミュニケーションの潮流に光を当てる。

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特集

世界を幸せにするために 企業と広告ができること
本田 亮
作家、アーティスト
白土 謙二
クリエーティブ・ディレクター/CMプランナー/コピーライター
幸せのために「広告に求められること」とは
水野 由多加
関西大学 社会学部メディア専攻 教授
消費を通じた社会的課題の解決 ソーシャル・コンシューマー台頭の背景とその特徴、普及への課題
大平 修司
千葉商科大学商経学部准教授
社会課題を「消費」行動で解決することは可能か? エシカルがもたらす消費パラダイムシフト
竹之内 祥子
株式会社シナリオワーク代表取締役
広告の技をGOODに使う、 GOODへの共感を広告の技として使う
佐藤達郎
多摩美術大学教授
東北の「あの時」と「現状」と「これから」 動いたからこそわかる、実感と出会いと課題
並河 進
電通クリエーティブディレクター/電通ソーシャル・デザイン・エンジン代表
鷹觜 愛郎
博報堂シニアクリエイティブディレクター
山内 幸治
NPO法人ETIC./事業統括ディレクター
須田 和博
博報堂シニアクリエイティブディレクター
特集関連図書

連載

朝日放送「放送朝日」1965年
岡田 芳郎
Smarter Faster Better: The Secrets of Being Productive in Life and Business by Charles Duhigg 『よりスマートに、より速く、よりよく──私生活でも、ビジネスでも、よりプロダクティブに生きる秘訣』
楓 セビル
『復刻版 アメリカ広告通信』
岡田 芳郎

オムニバス調査

広告は社会を豊かにしているか 社会における広告の機能と役割
アド・スタディーズ編集部

ADMT REPORT

アド・ミュージアム東京から/広告図書館から

平成27年度助成研究サマリー紹介(1)

小野 譲司/山岡 隆志/工藤 大介

広告図書館

主な新着和書・洋書紹介/レファレンス事例紹介

財団インフォメーション

第16回定時理事会・第7回定時評議員会を開催