Vol.61 AUTUMN 2017
テクノロジーとどう向き合うか
IoTやAIなどのテクノロジーは、人間の労働の一部を担い、人々の暮らしを劇的に進化させている。便利さを享受する一方で、主体としての人間の思考や行動に思いをめぐらす契機が失われることへの懸念の声も見逃せない。
広告・マーケティング業界では、アドテクの進行とともに、デジタル広告費がテレビ広告費を上回るとの予測が報告されるなど、大きな節目を迎えている。この分野に携わる者にとっても、あらためてテクノロジーとの向き合い方が重要な課題になっていく。
本特集号では、研究と実務の双方の視点から、テクノロジーの向き合い方について考察する。
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特集
マーケティングはテクノロジーに何を求めるか
J. Jeffrey Inman
ピッツバーグ大学教授
清水 聰
慶應義塾大学商学部教授
土と人と機械をつなぐ。未来の現場へ
井上 淳子
成蹊大学経済学部教授
ビッグデータ・アドテク・AI 消費者理解とマーケティング施策での課題
星野 崇宏
慶應義塾大学経済学部教授/理化学研究所AIPセンターチームリーダー
生活者潮流とともに進化するマーケティング テクノロジーをどう活かすか
福井 正子
大日本印刷株式会社情報イノベーション事業部/ C&Iセンターマーケティングインサイト・ラボ部長
モバイルで変わる消費者行動 INFORMS Society for Marketing Science 第39回大会から
赤松 直樹
千葉商科大学政策情報学部助教
戸塚 千裕
慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程1年
連載
顔の見える“公共”をつくる
竹之内 祥子
白木屋呉服店『流行』1908年、1909年
岡田 芳郎
『日本の広報・PR100年— 満鉄からCSRまで』 猪狩誠也 編著
岡田 芳郎
特別寄稿
ブランデッド・エンターテインメント時代
楓 セビル
オムニバス調査
当たり前になったユビキタスな情報環境 激変したメディア環境を振り返る
アド・スタディーズ編集部
平成28年度助成研究サマリー紹介
飯田 豊/馬場 伸彦/粟谷 佳司/地頭所 里紗
国際学会
開催を助成した2つの国際学会
清水聰
大会運営委員長
広瀬盛一
大会運営委員
財団インフォメーション
第19回定時理事会、第8回定時評議員会を開催しました