Vol.63 SPRING 2018
学びの未来とミュージアム
教育現場を始め、「学び」は、これまでの「知識」中心から、「表現力」や「主体性」などの総合的な学力をつけるための取り組みとして進化している。
「アクティブラーニング」や「プログラミング」などがもたらす変化に、期待と心配の両方の声もあるが、今こそが、学びの根本にある発見の喜びや楽しさを再確認するチャンスではないか。そして、ミュージアムには、教育カリキュラムに縛られることなく、「場の提供」や「情報発信」を行える可能性を持つ。
好奇心を学びへつなげるための考え方や取り組みなどについて、ミュージアム視点を通して紹介する。
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特集
今、ミュージアムに 期待されるもの
玉村 雅敏
慶應義塾大学/総合政策学部教授
小橋 一隆
株式会社JTB総合研究所 主任研究員
おもてなしの気持ちで、丁寧に入り口をつくる 人を引き込む展示空間の設計
内田 まほろ
日本科学未来館展示企画開発課課長/キュレーター
ミュージアムと広告、 その“つかみどころのなさ”から学ぶ
竹内 幸絵
同志社大学社会学部教授
「共感・共有のコミュニケーション」が導く 「考え方」
岸田 一隆
青山学院大学経済学部教授
社会に開かれた大学博物館とは 京都精華大学と京都国際マンガミュージアム
山田 奨治
国際日本文化研究センター教授
特別インタビュー
知のスペシャリストが語るミュージアム 好奇心をどう開花させ、継続させるか
布施 英利
美術批評家/解剖学者
特別寄稿
広告を学び、愛した日々 新しいアイデアへと導く「自ら学ぶ楽しみ」とは
岡田 芳郎
広告ジャーナリスト
テクノロジーとミュージアム 米国のミュージアム革命
楓 セビル
広告ジャーナリスト
連載
家事(イエゴト)を外に出す、共有する
竹之内 祥子
平成27年度助成研究サマリー紹介
唐沢 穣/笹原 和俊/日置 孝一/織田 由美子/横山 智哉
ADMT REPORT
アドミュージアム東京 リニューアルオープン
財団インフォメーション
平成30年度研究助成応募状況