Vol.88

災害に備える―地域の復興

度重なる自然災害によって、地域がリスクに備える必要性が増している。万一の際、被災地が復興に向かうにあたっては、地域固有の課題解決を含む日頃からの取り組みが、コミュニティの存続に大きく関わってくる。大切なのは災害から復興までをイメージした事前のコンセンサスだ。例えば、調査に基づいた情報や専門的な知見の伝達と共有は、地元の人々の主体的な取り組みとしてつながってゆく。そして、それを支えるのが、コミュニケーションによる信頼関係といえる。日常的な課題への取り組みが災害復興の力につながっていく、という気付きが得られるのではないだろうか。

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“想定外”を想定する、危機耐性と復興デザイン
本田 利器
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
地域に必要な防災マネジメントと防災訓練
近藤 伸也
宇都宮大学地域デザイン科学部社会基盤デザイン学科准教授
BCP 再考と地域実業家の可能性
海野 晋悟
岡山大学大学院社会文化研究科准教授
災害時にも強い、資源の地産・地消
沼田 昭二
町おこしエネルギー会長兼社長/神戸物産創業者
熊本から世界へ―震災前より強くなる
宮田 幸子
一般社団法人スーパーウーマンプロジェクト代表理事/スーパーフラワー協会代表/MICOHANA株式会社代表取締役
地方創生と防災を担う道の駅
周郷 満
千葉県八千代市経済環境部農政課主幹
竹内 義徳
千葉県八千代市経済環境部農政課副主幹

特別寄稿 スイッチング・ヴュー

アートと社会をつなぐ—共感の時代の芸術表現
黒澤 浩美

消費パラダイムシフトの現場 第51回

聴覚障害当事者として、 シアター・アクセシビリティを推進する
竹之内 祥子

「食」を変えていく新視点 第11回

飲む人、飲まない人のノンアルコール
柴田 香織

Museum Report

企画展紹介
「D&AD2023 Judgeʼs Insight!」イベントレポート
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